人類始祖アダムとイブから始まった西洋民族(後に父系イスラエル民族となる)は、養父ルシエルの導きの中で真の父(神の息子)を求める歴史を辿り、人類始祖イザナミとイザナギから始まった東洋民族(後に母系ヒッタイト民族となる)は、養母リリス(妙見神)の導きの中で真の母(神の娘)を求める長き歴史を歩むことになるのです。

東洋の古事記を中心とする記述と西洋の旧約聖書を中心とする記述には、真の父と母を求める東西の人類歴史が集約されています。歴史書としてはイスラエル民族の聖書の記述が古事記よりも詳しいので、聖書の歴史観を参考に相対民族であるヒッタイト民族の歴史観を紐解く必要があります。

2000年前の神の経綸が失敗することで、再び今、神の経綸を実行するときを迎えています。父系イスラエル民族歴史は法皇体制の歴史に、そして母系ヒッタイト民族歴史は皇統体制の歴史に集約されており、この東西二つのカルマ清算の道を歩んだのが世界経綸であるのですが、人類始祖から始まった罪の歴史清算を成し遂げることができず、東西いずれの計画も不完全のまま霊的に失速してしまうことになったのです。
ですから今回の宇宙経綸は、この東西経綸では成せなかった内的条件を補い、人類歴史の清算と新しい未来創造の歴史を同時に担う交差期から始まる経綸となるのです。