霊界につくられた魔界(虚偽の神界)の頂点に、 鬼子母神きしもじん (人霊)と言われる霊的存在がいます。

スサノオの母は、改心する前の魔として動いた鬼子母神が働いた存在です。改心する前の鬼子母神は人霊魔界の頂点にあり、神の子に目覚める前の皆さんの心情世界に強く働きかけてきます。
女性の皆さんに魔として働く霊界の解放とは、自らに働く鬼子母神の解放であるともいえます。

女性の皆さんは、自らの奥深くに働きかけてくる鬼子母神を解放しなければ、自らの解放もなく、子であるスサノオの御霊みたまを闇から解放することが出来ず、鬼子母神の守護神である神リリスを解放することは出来ません。

鬼子母神の解放は、女性なら誰もがヤハウェの愛の中に生きる神の子として不動に立つことによって始まります。女性の皆さんは、自らに働く鬼子母神を解放して、人霊魔界を解放する神の子になってほしいと思います。
神の位置を奪った人霊としての鬼子母神の罪を乗り越える神の娘となることは、鬼子母神の願いでもあるのです。

スサノオの母は、鬼子母神の魔性を超えられず、真の母の愛でスサノオを愛することが出来ませんでした。そしてその罪を自らが懺悔改心するのではなく、我が子スサノオに責任転嫁しました。そのためスサノオの心は愛(神の子としての光)を失い、真の母の愛を求め荒ぶるスサノオになるのは当然の理であります。

女性であるなら、誰もが自らに働く魔界の鬼子母神を越えて、守護神をリリスからイシスへ(ルシファーからルシエルへの転換と同じ意味です)と転換する、それが霊としての鬼子母神の願いであり、鬼子母神の守護神である養父母なる神リリスの願いでもあるのです。

東洋では、皇統霊団の頂点に鬼子母神が存在していますが、フランシスコが20年前の1996年にイスタンブールの地下宮殿で遭遇した霊、メドウサと同じ働きを担っています。

【参考】鬼子母神の伝承——
鬼子母神は神ではなく、神の位置を奪った人霊です。そのことを踏まえてお読みください。以下の参考では「鬼子母」と表したいと思います。
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その昔、鬼子母はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、鬼の王様(般闍迦はんじやか)の妻となり多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。
お釈迦様は、人々の悲しみを憐れみ、また鬼子母自身をその過ちから救うために、鬼子母の末の子を隠してしまいました。鬼子母は気が狂わんばかりに嘆き悲しんで、七日間世界中を子を求めて探し続けましたが見つからず、お釈迦様のもとを訪ねるのです。
お釈迦様は、「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。
そのときはじめて、鬼子母は今までの罪と過ちをさとり、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓って人々に尊崇されるようになったとされています。

参考情報元:鬼子母神—由来と歴史Wikipedia
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目覚める前の魔女としての女性の姿と、懺悔改心した後の女性の姿の違いが表現されているのですね。懺悔改心した後は、母神として尊ばれ多くの先人達の行く道を助けたとされています。日蓮宗では日蓮が行の最中、死に直面した時に鬼子母神の助けによって生き返ったことが数回あり尊い母神として扱われています。