人類歴史の清算は、西洋歴史では2000年前のイエスの時代に、ユダヤの祭司長ザカリアの家庭に課題が集約されており、ザカリア家庭に集約された歴史的課題を越えることで人類始祖たちの罪実感を持って理解し受け止めることができるのです。そして、ヤハウェと父母神に赦されて初めて、神から離れた人類始祖の段階(6.66)を越えることができるのです。

西洋歴史の清算に責任を持つ祭司長ザカリアは、最終的にザカリアの実子洗礼ヨハネと庶子イエス(アベル・カインの関係)の一体調和を導くことができず、洗礼ヨハネもイエスも当時の経綸を完成することはできませんでした。

なぜならザカリアは、実子である洗礼ヨハネは愛せても、マリアとの不倫の子(庶子)であるイエスを直接的に愛することはできませんでした。当時は、不倫の子と判明すればザカリアとマリア、そしてイエスは石打ちの刑に処せられるからです。

異母兄弟の洗礼ヨハネとイエス、そしてイエスの妻マグダラのマリアの3人には、祭司長ザカリアとイエスの母マリアの夫ヨセフ、そしてザカリアの妻エリザベツと母マリアの合計4人のサポートが必要でした。

この4人の立場が2000年前の歴史清算を担う人類始祖アダムとイブ、イザナギとイザナミにあたるのです。

人類始祖を起点とする人類歴史の罪の清算は、西洋の父系イスラエル民族歴史においては最終的にザカリア家庭に集約され、祭司長ザカリアとマリアの夫ヨセフの相剋関係、そしてザカリアの妻エリザベツとイエスの母マリアの相剋関係に集約されているのです。

ここに、アブラハムの家庭で展開され清算できなかったことが、引き継がれています。

また東西陽陰の違いはありますが、東洋歴史においても縄文時代の太古から皇統の歴史に同じように展開されており、各時代ごとに西洋の歴史清算に相対する立場の人間がいたのです。

人類始祖の歴史清算の峠を越える内容が、男性はザカリアとヨセフの男性2人の相剋関係に集約され、女性はエリザベツとマリアの相剋関係に集約されています。

この男女4人がザカリア家庭の相剋関係を超え、無償の愛で一体調和することで初めて、東洋と西洋の神の子たちが一体調和する歴史清算の鋳型条件となるのです。

感謝合掌

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歴史清算の人類始祖4人の鋳型は、あくまでも霊的鋳型であり、実体的な鋳型ではありません。

人類始祖4人の歴史清算は、ザカリア、ヨセフ、エリザベツ、マリアの4人でなされるべき課題でした。それができれば洗礼ヨハネ(カイン)とイエス(アベル)は一体し、当時の経綸が失敗することはありませんでした。

人類はことごとく失敗してきましたから、その意味では今回の宇宙経綸は最後の計画になると思います。

宇宙経綸では世界経綸の使命者たちが自らの天命に目覚めるなら、それをも活かし世界経綸の歴史清算をさせながら未来創造の宇宙経綸を歩むことになります。