古い時代から自然界の中で、人間ほど神秘的な存在はないといわれ、人間は小宇宙であり、宇宙の縮図であると、説かれてきました。今日は、宇宙の構造を、人体モデルとの相関関係から考察したいと思います。

まず、人体の基本構成単位は、原子から構成されていますが、原子はエネルギー核である中性子のまわりを、電子と陽子が一定法則に従い回転しています。これは、恒星を中心とした惑星の循環系を縮小したような構造です。

そして、それぞれに同じ志向性を持った原子同士が化合して分子を構成し、やがて、同じ志向性を持った分子同士が化合して、人間のさまざまな細胞を構成するようになります。原子や分子がそれぞれに化合するときは、無差別に化合するのではなく、同一の志向性を持つ原子や分子同士が、新しい化合物を生成しようとして化合するわけで、原子や分子自体の中に、化合するための法則性がすでに隠されています。

このような原子次元の世界、分子次元の世界、分子が化合されてできる物質次元の世界、それらが集まって構成される細胞次元の世界、そして、さらに異なる細胞が集積して、人体各々の内臓諸器官を構成し、脳を制御中枢として、神経回路でつながる全器官が、相互連携しながら生存しています。

このように人体構造は、次元を異にする物性が、それぞれ多層に連携しながら機能しているように、人間を大宇宙の縮図とする小宇宙としてたとえるなら、大宇宙自体が異なる多次元の世界から成り立ち、また原子は分子を生成し、分子は化合物を生成し、そして化合物は人体の細胞を生成するというように、縦系列的に、低次元世界は高次元世界の生成要素となって存在し、それぞれ異なる次元世界において、横系列に多層構造の相互連携から成り立っていると考察することができます。

また先回述べましたように、大宇宙は、エントロピー増大法則に従う物性世界と、エントロピー減少法則に従う非物性世界が、相互に一体調和した世界だとすれば、縮図である人体構造自体も、エントロピー増減法則に従う物性と非物性の2面の体が、一体調和する存在であると考察することができるでしょう。

また、大宇宙の構造自体が、物性世界と非物性世界が一体連携して存在しているならば、物性世界と非物性世界においても、各々異なる縦系列的な次元世界が、そして、各々異なる次元世界に横系列的な多層構造世界が、相互連携しながら存在していると考察することができます。

物性的な多次元・多層構造の大宇宙の構造分析については、やがて、天文科学が解明することになると思いますが、ここでは究極的な回答について、いくつか述べたいと思います。

1.
まず、現代天文科学でいわれるようなビッグバン説は、いずれ否定されるということです。爆発連鎖による宇宙の創造ではないということです。宇宙の創造は、宇宙本源の神、すなわち、時空間を越えた究極的な愛のエネルギーが、「無と空」の宇宙開闢以前の空間に投入されることにより起こる〈ゆらぎ〉が、バランスを取ろうとする無限の巨大エネルギーを発生させることによって、物性と非物性それぞれに、陽と陰の四つの基本量子が発生することから、物性と非物性世界が、同時発生的に創造されたと考察することができます。これは従来の爆発宇宙説とは、まったく違う概念でありましょう。

2.
また宇宙空間には、直線思考から発生する、物理的な中心という概念がありません。なぜなら、宇宙空間自体が、曲がった表裏一体の循環系であるからです。直線空間ではないということです。ですから、物理的な大きさとしての宇宙空間は存在しながらも、宇宙の果てはないということであり、すべてが宇宙の中心であり、宇宙の果てであるということです。

精神世界で説かれるセントラルサン、すなわち、宇宙の中心太陽という概念も、物理的な太陽を指すのではなく、段階的次元における霊的な中心存在を指しています。太陽系は、プレアデスの恒星アルシオーネを中心に、物理的に24000年周期で回っているというフォトンベルト説も、昨年の12月25日の連合体からのメッセージにもありますように、科学性の欠如と、アルシオーネの真意をはき違えた誤説です。アルシオーネは、リラ人類を先祖とするプレアデス人種の心の故郷(中心太陽)であり、またその遺伝子を持つ一部地球人種の心の故郷でもあることから、銀河の中心的な存在でもあるという意味です。


宇宙原論・序-Project GAIAメッセージ